私が初めて無駄毛を処理しようと思ったのは中学1年の時である。小学生の時から「?ちゃんは脇毛がボーボーだ」「?君はスネ毛が長い」と言った話を耳にしたことがあったが、私自身髪の毛が茶色く体の毛も薄かったので気にしていなかった。毛を剃ると逆に濃くなって剛毛になるという噂もあり、それを信じていたのでなかなか一歩を踏み出すのには時間がかかった。
ある日、部活の更衣室で1つ上の女性の先輩と話す機会があり何故か脇毛の話になった。私は薄いから処理していないと言うと驚かれ、見せたら2倍びっくりしていた。その先輩は早熟で胸も大きく脇毛も生えて困っていると話していた。私にはそれが逆に羨ましく感じ、自分は子供なのかと少し落ち込んだ。その出来事があってから無駄毛処理=大人と考えるようになり、色々な商品を試した。
まず初めにカミソリで毛を剃ったが全身傷だらけになり、危ないのでやめた。次は除毛クリームをやってみたが均一に塗るのに時間がかかるし、時間を置かないと流せないので冬の風呂場では寒く、風邪を引きそうになった。また仕上がりも毛が残ることがあり、肌が赤くなったのでやめた。母が使っていた脱毛器ケノンも試したが、作業に時間がかかるためこれも諦めた。
最終的に素早く安価に毛を処理できるのはカミソリだと考え、今も使い続けている。同年代の友達は脱毛サロンへ通っている子が多いが、私は毛の生えるサイクルが遅く薄いので、何十万もかけてサロンに行くのは不要だと考えている。腐る程お金があれば行くかもしれないが、今の所カミソリで満足している。